国際バカロレア(IB) Physics(物理)の勉強法

この記事は2020年2月5日に公開されたものです。

 

こんにちは、帰国子女のまゆうです!

今回は、IB(国際バカロレア)のPhysicsの勉強法について書きたいと思います。

Physicsで高得点を取りたいと思っている方にぜひ読んでもらいたいです!

今回の記事では、

  1. Physicsで7を取った時の勉強法
  2. おすすめの参考書

をカバーしていきます。

ちなみに、私は2019年5月にIBを卒業し、42点を獲得しました。

Physics SLでは、最高得点である7を獲得することができました。

国際バカロレア Physicsの勉強法

ノートをまとめる

Physicsで大事な勉強は、ノートにまとめることです。

Physicsって暗記科目でもないし、ノートにまとめるより理解する方がいいんじゃない?と思われるかもしれません。

しかし、2年間Physicsを勉強し、最終試験に向けて猛勉強していたときに気づいたことは、暗記することで答えられる問題は予想以上に多いということです。

Physicsは暗記よりガンガン計算しまくり、というイメージに反して、暗記要素がとても重要であるということを頭に入れ勉強をしてもらいたいです。

そして、教科書や授業でやった内容を自分でノートにまとめましょう。

そうすることで、一方的に投げられた情報を自分の中で整理し、理解することができます。

最初はよく理解できなくても、とりあえずノートにまとめてみましょう。私も最初習った時はちんぷんかんぷんだったけど、1年後に読み返したらすんなり理解できたという経験がありました。

分からないからって放って置かず、ノートにまとめることで未来の自分の勉強を減らすことにつながることもあります。

Physicsの勉強方法に迷ったら、まずはノートまとめです!

日本の参考書を解く

ノートにまとめたら、次は理解を深めるために自分で問題を解くとより効果的になります。そこで必要となるのが練習問題ですが、私は日本の参考書の練習問題を使っていました。

理由は、日本の参考書の方が解説が丁寧で、問題パターンも豊富だからです。

そもそも海外には日本でいう参考書は存在しませんし、教科書の問題だけでは足りません。

また、教科書の問題の解説はほぼありません。

問題を解くこと以上に大切なのは、解けなかった問題の解説を読み、理解することです。

ですので、解説がしっかりしている日本の参考書を使って勉強することをおすすめします。

私が使っていた参考書は後ほどご紹介します。

過去問を解く

私は試験直前になって全く手をつけていなかった過去問を解き始めました。

正直言って、この勉強はもう少し早く始めるべきだと今になって思います。

しかし、過去問も海外の教科書同様、解説が丁寧ではないので、ノートまとめと日本の参考書である程度理解を深めたあとに解くのをお勧めします。

過去問を解いて、試験の形式や問題に慣れることも、最終試験でよいパフォーマンスをするために重要になります。

おすすめの参考書

続いて、おすすめの参考書を紹介します。私が2年間使っていたものです。

「高校物理 参考書 おすすめ」と検索して評判がよかったので、私はこちらの参考書をIBが始まる前に日本で買い占めました。

レベルとしては日本の高校基準では「センター試験対策」らしいです。比較的簡単で、授業にもついていけない生徒が買うべき、との評価もありました。

しかし、IBのPhysics SLではこの参考書で事足ります。むしろ充分過ぎるくらいです。実際のIBのPhysics最終試験の問題は、この参考書に記載されている問題より簡単です。

橋元の物理基礎をはじめからていねいに

こちらは絶対に買っておくべきです。

力学、電磁気、熱、波動など、物理の基礎を一から丁寧に教えてくれます。

また、それぞれのトピックに特化した参考書も出されています。

例えば、こちらは力学に特化したもの。

そしてこちらは、熱・波動・原子に特化したもの。

最後にこちらが、電磁気に特化したものとなります。

私は橋元シリーズを全て買いましたが、一番参考になったのが最初に紹介した「物理基礎をはじめからていねいに」です。

これは本当に役に立ちましたし、IB Physicsのシラバスと重なっているものも多かったです。また、こちらは基礎中の基礎ですので、最初に読んでおくと他の各トピックに特化した参考書の内容がすんなり入ってくると思います。

その他私が使ったもの

これらの参考書以外に私が使ったものをご紹介します。

一つ目は、Khanacademyです。

YouTubeで検索したらすぐ出てきますが、英語で数学・物理・歴史などの教科を教えてくれるチャンネルです。たまにKhanacademyの動画を見て、参考になったこともありました。

二つ目は、とある男が授業してみた。です。

こちらもYouTubeに日本語で動画をあげてくださっており、高校物理などの動画もあります。

最後に、トライさんです。

あの有名な家庭教師トライさんもYouTubeに物理の動画をあげてくださっています。

無料で良質なコンテンツばかりですので、参考書以外にもこれらの動画を積極的に使っていくことをおすすめします。

最後に

いかがだったでしょうか?

今回は、IB Physics SLの勉強方法と参考書をご紹介しました。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!