国際バカロレア(IB)で42点を取るために必要な勉強

この記事は2020年1月31日に公開されたものです。

 

こんにちは、帰国子女のまゆうです!

私は現在、慶應義塾大学の2年生です。

私は高校時代にドイツで国際バカロレア資格(IB)に取り組み、42点(45点満点)を取得しました。

ケンブリッジ大学では40〜42オックスフォード大学では38〜40点が入学の目安ということを考えると、これはとても良い成績であることが分かります。

そこで、私がこのような点数を取るためにIBでの2年間の間どのような勉強をどれほどやっていたのかについて書きたいと思います。

一つの参考例として参照してもらえればと思います!

科目と点数

まずは、私が取った科目と各科目の点数です。

Japanese A self-taught SL 7

English B HL 6

Economics HL 7

Physics SL 7

Mathematics SL 7

Psychology HL 6

TOK A + Extended Essay D → Extra points 2

の、合計42点です!

各教科は7点評価、そしてextra points は最大3点であることを踏まえると、とても良い成績の部類に入ると思います。

戦略的に好成績が狙える科目を選んだことが成功のカギになったと思います。点数だけ見るとケンブリッジやオックスフォードを狙える成績ですが、本当に狙うとなれば大学側から条件が課されるのです。

例えばサイエンスの科目を2つHLで取らなくてはいけないなどの条件があり、そうなると好成績を納めるのが難しくなります。(私は苦手な理系科目を1つSLで取りました。)

好成績が狙える科目選びについてはこちらの記事に書いてあるのでぜひご覧ください!

https://mayuublog.com/ib-subject-choice

比較的好成績が狙える科目を選びましたが、それでもIBが大変なことに変わりはなかったです。私自身、これほどまでに良い成績が取れるとは思っていなかったので、発表日には本当にびっくりし、舞い上がりました笑

このような成績を収めた私ですが、2年間どのような形で勉強をしていたのか、以下にて11年生編・12年生編に分けてご紹介したいと思います。

11年生の間の勉強

IBは11年生と12年生の2年間かけてのプログラムですので、2年間で勉強量を分配する必要があります。

11年生の間サボってしまっては、12年生でそのツケが回ってきますので、なるべく毎日コツコツ勉強をするべきです。

私が11年生の間にやっていた勉強は、

  1. 普段から暗記科目のノートをまとめる(各教科30分程度)
  2. テスト前にまとまった時間勉強する(1−2時間)
  3. IA、EEを真剣にやる

です。

ノートをまとめる

ノートをまとめるのは本当に大事です!

ただ教科書を読んだり授業を聞いたりするのではなく、その後に自分なりに工夫してノートにまとめることで、知識が整理されますし、記憶にも残ります。テスト前に読み返すこともできます。

11年生の間に習うことを11年生の間にまとめ、しっかりと理解することで最終試験前の勉強量をうまく配分ことができます。

テスト前に勉強する

続いて、テスト前には1、2時間勉強します。とは言っても、普段からノートをまとめていたら勉強するといってもノートを読み返す程度なので、これほど時間は取られません。

いかに日頃から少しづつ積み重ねていけるかが、ストレスを感じることなく勉強できるかにつながっていきます。

IA、EEを真剣に取り組む

続いて、IAやEEは真剣に取り組みましょう。11年生の間に取り組めるこIAとEEを先延ばしにしてしまうと、TOKのessay、presentation、最終試験の勉強で忙しい12年生で地獄を見ることになります。。

11年生の間にできることを確実にこなすことで、2年間のIBの大変さを軽減できます。

一日の勉強スケジュール

学校の授業

economicsとphysicsのノートまとめ (基本の勉強、合わせて1時間)

+ 学校の宿題 (1時間程度)

+ IA、EE、テスト勉強 (その時々に応じて、2−3時間)

何もない日だと、授業の他に1時間勉強、テスト期間やIAの課題を出された日にはだいたい3〜5時間勉強していました。

私はMath SLとEnglish B HLは2年間のうち、授業外で勉強したことはほぼありませんでした。両方私の得意科目だったからです。このように、自分の得意な教科を選ぶことも、勉強量を減らす鍵となると思います。

12年生の間の勉強

さて、最終学年の12年生になってくると余裕もなくなってきます。

最大の敵は、TOKと最終試験です。

12年生の間私がしていた勉強は

  • ノートまとめ
  • テスト前の勉強
  • TOKのessayとpresentation
  • IAの仕上げ
  • 過去問

ノートまとめ

12年生で習う範囲を、引き続きノートにまとめていきます。

また、たまに11年生でまとめたノートを読み直すことで記憶がリフレッシュされます。

テスト前の勉強

11年生に引き続き、テスト前にはきちんと勉強をします。

TOKのessayとpresentation

私はTOKが大の苦手で、本当にTOKに時間を割かれました。

TOKが本当にストレスで、ひたすら時間をかけて課題をやっていました。。

(そうしたら結果TOKはAを取れて、本当にびっくりしました)

IAの仕上げ

12年生の途中らへんで、IAを完成させ、IBに出す時期があります。

最終スコアに直接関係がある課題ですので、しっかりと仕上げをし、提出しました。

過去問

IAもTOKも提出し終わった12年生の最後らへんは、ひたすら最終試験に向けて勉強をします。

この際、私は過去問を解いていました。

最後に

いかがだったでしょうか?

IBが始まったけど、どのような勉強をしたらよいか分からないという方や、12年生の間の勉強はどのようなものになるのか、と不安になっている方などに参考になったら幸いです!

最後までお読みいただきありがとうございました!