2020年度帰国子女大学受験レポート 東京大学【国立編】

この記事は2022年1月31日に公開されたものです。

 

こんにちは、帰国子女大学生のまゆうです!

私は現在、慶應経済学部2年生です。

2020年度帰国子女大学入試で、東京大学を受験しました!

結果は残念ながら落ちてしまいましたが、受験レポをしていきたいと思います!

これまで大学受験について色々な記事をあげてきましたが、こちらが最後になるかと思います。

私立の大学に関してはこちらの記事で詳しく書いておりますので、興味がある方はぜひご覧ください!

 

この記事では、

  • なぜ国立を受けたのか
  • 国立の中でもなぜ東大を受けたのか
  • 実際に受験したレポート

について書いております!

私が大学受験期に受けた全ての学部をまとめると、以下になります。

私立

慶應義塾大学

  • 法学部政治学科 →不合格
  • 経済学部
  • 商学部

 

早稲田大学

  • 政治経済学部 →不合格
  • 商学部
  • 国際教養学部(SILS)

 

国立

東京大学 

  • 文科二類 →不合格

7学部受けて、4学部に受かりました。

帰国枠での私立の大学受験は9-10月に行われます。一般受験やAO受験よりも早いです。

私立専願だと早ければ9月に受験が終わるので、入学までの半年間、車の免許を取ったり、バイトをしたり、海外旅行に行ったり、受験から解放されて思いっきり楽しめます笑

国立の大学受験は一般受験と同様に2月に行われるので、国立組はそのまま受験勉強を続けることになります。

国立を受けた理由

私は国立を受けるかとても迷いました。そもそも慶應に受かっただけで大満足でしたので、このままつらい受験を続けるべきか、とても迷いました。

しかし、第一志望の慶應大学法学部に落ちてしまったのがとても悔しかったことと、私のTOEFLと統一試験のスコアだったら東大も狙えると当時の予備校の先生から強く勧められたこともあって、東京大学を受験することに決めました。

私立に受かった後は、両親の住むドイツに戻り、実家で国立に向けて独学で受験勉強を続けました。

コロナ前でしたので家族でヨーロッパ旅行をしつつ、受験勉強も平行してやっていました。

東大を受けた理由

数ある国立の中でも私が東大を受けた理由です。

人気の国立が、東大、京大、一橋でしたので、この中から一校受けようと思いました。

ちなみにこの3つは同じ日に二次試験があるので、最終的に試験を受ける大学は一つになります。(一次試験の書類選考は併願することができます。)

京大は魅力的でしたが、場所が関西で、知り合いや親戚がいないことからあまり行きたくありませんでした。

次に、一橋も良さそうでしたが、TOEFLや統一試験の提出が必要なく、当日の試験の出来を重視する傾向がありました。

私はTOEFLや統一試験のスコアはとてもよかったのですが、小論文や面接などの当日の試験はあまり得意ではなかったので、一橋に受かるのは難しいだろうと思いました。

そこで、関東にあり、TOEFLや統一試験のスコアの提出を義務付けている東京大学がいいかな、と戦略的に決めました。

ちなみに、文科一類は法学部に進むもの、文科二類は経済学部、文科三類は文学部になります。

東大の試験について

東大は一次選考と二次選考があります。

一次選考では志望理由書、推薦状、TOEFL、統一試験のスコアなどを提出する必要があります。いわゆる書類選考です!

一次試験に合格すると、二月下旬に二次試験があります。

受ける年によって試験内容は変わるのですが、

私が受けた2020年度帰国入試の二次試験は

  • 小論文を2つ(一つは日本語で書き、もう一つは英語などで書く)
  • 一般受験生と同じ英語の試験
  • 面接

がありました。

今年2022年度の帰国試験は小論文2つ(両方日本語)と面接に変更されたようですね!

年度によって試験内容が異なることがあるので、募集要項は必ず隅々までチェックすることをお勧めします。

受験レポ

実は、私は一次選考の書類審査に落ちてしまったので、東大のキャンパスに試験を受けに行くことすらできませんでした!笑

ですので、東大を受けた気が全くしないのですが、、笑

二次試験で落ちるのは仕方ないと思っていましたが、書類審査で落ちることは全く予想していませんでした。 高校の成績や統一試験とTOEFLのスコアは東大受験で求められる水準を満たしていましたし、志望理由書は予備校の先生に入念にチェックしてもらい、推薦書も高校の校長先生から2枚に渡りびっしりとお褒めの言葉が書かれていました。

一次試験で落とされた理由が思いつかず、予備校の友達や先生もとても驚いていました。

TOEFLが110点に満たない友達が東大の一次試験に受かっていたり、京大の一次試験は落ちたけど東大は受かっている子がいるなど、やはり受験に絶対などはないんだなと感じました。。

1月の下旬に一次試験に不合格だったことが分かり、2月に本帰国予定で抑えていた飛行機やホテルなどを急遽キャンセルし、結局3月までドイツに滞在していました。

受験勉強から解放されのんびり過ごせて、さらにベルギーやイタリア旅行にも行けたので二次試験を受けて不合格になるよりは良かったかな、、とも思っています笑

ベルギーのチョコレート屋さんです♪

ネロとパトラッシュもいました!

東大を受験した感想

このようにあまり納得の行かない形で東大受験は終わってしまったのですが、私は現在の慶應で大満足しております!

もし万が一東大に受かってしまっていたら、めちゃめちゃ勉強が大変だったと思います。。

一般受験の人と比べて、帰国子女は高校時代学習した内容も、受験方法も全く異なります。一般受験に合わせた大学の授業に苦労する帰国生はとても多いと思います。。

東大は慶應よりもさらに学力の高い人が集まっています。慶應の授業に必死に食らいついている私としては、東大に奇跡的に合格していたとしても単位が取れず一生卒業できないんじゃないかと思っています笑 

結局どこの大学に行っても、努力次第で素敵大学生活を送れると思います!

受験は人生を大きく左右しますし、たくさん不安に感じてしまうと思いますが、受験生はみんな同じ気持ちです!悩んでるのは一人じゃないので、ぜひ友達や家族、予備校の先生と一緒に乗り越えてください!受験が終わると、成長するいい期間だったと思えるはずです!!

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。TOEFL, SAT, IBについての情報発信もしていますので、他の記事もぜひご覧ください♪